2010年12月16日木曜日

Japanese Beauty

飲むヒアルロン酸は効果があるのか? 日本整形外科学会の見解


-----以下、日本整形外科学会引用要約
ヒアルロン酸は、関節内投与(注射)に関しては、膝関節と肩関節のみ
保険(診療報酬)が認められています。
これは科学的データに基づき有効性が認められているからです。


ヒアルロン酸の経口摂取の有効性については、現在のところ相反した
データが出されています。
ただ有効と結論づけたデータも自覚的に痛みが良くなったというもので
あって、例えば、レントゲン検査などで改善したという科学的データは
ありません。


ヒアルロン酸のような巨大分子は腸で吸収される時分解されてしまうはず
だから、直接関節に行って良くなるとは考えにくい。
すると、次に分解されたとしても軟骨の材料を提供するわけだから
良いはずだという反論が考えられます。


しかし、現在の飽食の日本で年配者がヒアルロン酸の材料が不足すると
いうことも考えにくい。
関節症の問題はむしろ受け手の代謝過程に問題があるというほうが
考えやすいと思います。
さらに自然ではありえない程の大量投与をしたら効果が出ないかといえば、
それは分りません。

一般にサプリメントとして販売されているものは、科学的データとして
有効性が認められていないために保険では認められていません。
しかし、全く効かないというデータもないのです。
あるいは個人差があるということも可能性としてはありうると思います。


従って日整会では、『これは無効であるから飲むな』と言うことを公式に
述べることはできないのです。

既にこれらを飲んでいるかたの場合は、ご本人が判断し、有効でないものは
続けないようにしていただきたいと思います。

現在市販されているのものでも、科学的に有効性が明らかになれば
将来、厚労省が薬として認めることになると思います。

-----引用終わり

結論は、
・飲むヒアルロン酸は効果的という科学データは、現在のところない。
・ロジカルにはヒアルロン酸としては腸から吸収されない。
・効かないというデータもない。人によっては効果がある可能性も否定できない。
・従って、無効とまで断定できない。

曖昧な判断です。

0 件のコメント:

コメントを投稿